ゴルフ会員権が売れない時はどうしたらいい?売り時は?
ゴルフ会員権が売れない時の対処法や売り時、注意点について詳しくまとめます。
ゴルフ会員権が売れない時の対処法
- 相場を調べる
- 売却を検討しているゴルフ会員権の相場を調べます。複数の業者が提示している金額を確認し、おおよその目安を把握しておきます。
- 業者に依頼する
- 信頼できるゴルフ会員権の業者に連絡をし、売却申込書と合わせて証券のコピーを提出します。
- 契約を締結する
- 買い手が見つかれば、正式に契約を締結します。具体的な取引日等の条件を決定し、必要な書類を準備します。
- 退会を検討する
- 売れない場合は、ゴルフ場に直接退会を申し出ることも一つの方法です。一定の条件が揃っていれば、預託金は基本的に全額返還されることがあります。
- 税理士に相談する
- 売るに売れないゴルフ会員権を処分して節税する方法もあるため、税理士に相談することも一つの方法です。
売り時
ハイシーズンを狙う
ゴルフ会員権を売りに出す最適なタイミングは、ゴルフのハイシーズンである「初春と初秋」です。この時期は購入希望者が増加し、価格が上がる傾向にあります。
年会費の支払い前
年会費の支払い請求が3月に行われるゴルフ場が多いため、2月前までに売却することが推奨されます。
注意点
業者選び
信頼できる業者を選ぶことが重要です。ゴルフ会員権取引業協同組合に加盟しているか、取扱会員権の量が豊富か、歴史が古く長期間の実績があるかなどを確認しましょう。
複数業者に依頼しない
複数の業者に売却依頼をすると、市場に売り物件が増えてしまい、価格を自分で下げることになる可能性があります。
キャンセルはできない
契約成立後のキャンセルは認められていないため、慎重に契約を進める必要があります。
売却代金
売却時には、会員権の業者へ取引手数料を支払う必要があります。通常は、会員権価格の2%(税別)が相場です。
確定申告
売却して利益を得られた場合は、確定申告が必要です。所有期間が5年以内の場合は短期譲渡所得、5年超の場合は長期譲渡所得として計算されます。
相続の場合
相続したゴルフ会員権を売却する際には、被相続人から相続人への名義書換が必要かどうかを確認し、売却するまでの年会費に優遇措置があるか、売却時に発生する税金がいくらになるかを把握しておく必要があります。
ゴルフ会員権の売却は、市場の動向やゴルフ場の状況、税務上の取り扱いなど、多くの要素を考慮する必要があります。売却を検討する際には、これらのポイントを踏まえ、適切なタイミングと方法で行うことが重要です。